セミナー紹介

セミナーの種類について

AMI社公認
アクティベータ・
メソッド・セミナー

2019年は
4月・6月・10月・12月開催

私たちはアクティベータメソッドを通じて、健康のよりどころとなるネットワークを創ります

2001年AMI社公認セミナー開催以来、米国におけるプログラムをそのまま日本語に翻訳してセミナーを開催しています。

心身条件反射療法(PCRT)セミナー

2019年は
3月・5月・7月・9月・11月開催

理論や技法のみならず自然療法の本質的なコンセプトや治療哲学、治療者としての在り方も同時に学んでいきます

脳が無意識に学習した誤作動記憶を健全な記憶に書き換える施術です。

OneDayセミナー(入門編・実践編)

入門編は2019年1月・2月開催

臨床で使える生体反応検査法、症状別の実際のアプローチの仕方やコツなどを学びます

入門編では、治療家としての最強ツールになる「生体反応検査法」の基本を学びます。
実践編では、マニュアル的な手法だけでなく、実際に効果を引き出すためのポイントや様々な患者のニーズにあった手法をご紹介します。

ICC認定ランベント
国際コーチ
養成トレーニング

2019年12月、2020年1月・2月(全8日間)

国際コーチの資格を取得し、コーチング技法を臨床に活かします

ICCの承認するランベント国際コーチングトレーニングプログラムは第三者機関にも高く評価された世界共通のプログラムです。個人から組織、教育、ビジネスなど幅広い分野で活用できます。


セミナー規約について

受講には、各セミナー規約、認定試験制度規約、LCA受講者規約への同意が必要です。 

セミナー規約、認定試験制度規約はそれぞれのページからご確認ください。
アクティベータ・メソッド・セミナー規約 
心身条件反射療法(PCRT)セミナー規約
 
LCAセミナー受講生規約はこちらから
LCAセミナー研究会受講者規約2019.pdf


初めての方へ


 
※アクティベータセミナーを初めて受講される方は、お申込みの際、受講資格証明書(学位記、免許証など)の提出が必要です。
※原則として、お申し込み後1週間以内のお振込みをお願いします。締切日間近のお申込みの場合は、締切日までにお振込み願います。
※締切日を過ぎてのお申込み、お振込みは一律5,500円(5,000円+税)プラスとさせていただきます。

セミナー参考資料

 
2019年度 LCAの研修プログラム

 
毎年、皆様と共に学びを深め、臨床現場で患者様に貢献できることに感謝しております。
 LCAでは書籍や動画では学ぶことのできない体験型の学習形態に力をいれています。今年も実践的に使える技術技能を体験的に学べるプログラムをご提供させていただきます。
 今年も皆様と共に学びを深め、患者様のお役に立てるように邁進してまいります。 

保井志之DC
 
LCAセミナー参考資料項目 
  1. 2019年度AMセミナー開催にあたって
  2. 2019年度PCRTセミナー開催にあたって
  3. AMセミナーの関連原稿 【エッセイ
  4. PCRTセミナーの関連原稿 【保井志之DCへの質問】
  5. ICC認定国際コーチング養成トレーニングの関連原稿【保井志之DCへの質問】 

2019年度AMセミナー開催にあたって

2001年、私が最初に日本のカイロプラクティック大学で、AMI社公認のAMセミナーをさせていただいた際に、特にカイロプラクターやカイロプラクティックの学生に強調したのは、カイロプラクティックのアジャストメントは、構造学的な「ズレ(位置移動)の調整」ではなく、「振動刺激による調整」、すなわち神経学的な調整であるということです。当時、カイロプラクティックがだんだんと日本にも知られてきており、「ボキッ」といわせる手技が、カイロプラクティックの代名詞であるかのように思われていた時代でした。
 
そんな風潮な中で、アクティベータ器のような軽い振動刺激で神経エネルギーを調整するだけで、十分な施術ができるということを、実技を踏まえて実践的にご紹介させていただきました。アクティベータ療法で効果があるとういことをお見せすることは簡単でしたが、その根底にあるカイロプラクティックに対する考え方、いわゆる哲学を伝えるのは苦労しました。多くの受講者は西洋医学の流れで機械論的な思考で手技療法を考えています。私は、その考えでは代替医療のような自然治癒力を引き出すことを主な目的とする治療者には矛盾が生じるということを語り続けてきました。
 
機械論的思考から有機論的思考へのパラダイムシフトがなければ、アクティベータ療法の本質は伝わりにくいという信念は現在でも変わりません。ハウツウ的な手法で結果を出すこともできますが、さらに一歩踏み込んで、私達が毎日の臨床で行なっている施術の本質が有機論的思考、すなわち生命エネルギー的な思考に基づいているということを、安全で効果が引き出しやすいアクティベータ療法を通じて、多くの治療者に知っていただければと願っています。
 今年も、皆様と共に結果を出せる治療家を目指して参りたいと思います。  

 2019年度PCRTセミナー開催にあたって 

2019年度PCRTセミナーは基本的な概念や手法は以前と変わりはありませんが、さらに、シンプルに臨床で使いやすい手法に進化しています。今年から、症状別にテーマを決めて、実践的にどのように検査をして、どのように調整するかを学び、臨床上遭遇することの多い症例から段階的に難治性の慢性症状へと進んで、段階的にPCRT全体を学ぶプログラムになっています。
 
例えば、基礎1のプログラムでは腰痛、股関節痛、頚部痛、肩こりが症例別のテーマで、それぞれ、どのように検査して、調整を行うかを実践的に学んでいくような内容になっています。腰痛患者の施術では、患者にも筋肉系の機能異常が分かるように目安検査を行い、調整のための検査と施術を行い、調整後には目安検査で筋肉系の機能異常の改善が分かるように目安検査で評価します。
 
基礎1と基礎2では特に生体反応検査法の習得を兼ねていますので、実践的な手法を学びながら、検査法の基本となる生体反応検査の熟練度を高めていく内容になっています。基礎2では肩関節痛、膝関節痛の調整法、スポーツ障害の調整法、頭痛、顎関節の調整法、めまいの調整法を予定しています。
 
中級1では経絡の流れの部位とPRTを活用した検査法と調整法を学びます。症例別では内臓、婦人科症状の調整法や耳なり、難聴、心因性視力障害の調整法を学んでいきますが、特にPCRT調整の根幹となる心身相関領域の調整へと本格的に入っていきます。中級2では心身相関領域の調整をさらに深め、アレルギー調整法の手法を学びます。
 
上級編は認定者限定で、基礎1から中級2の本編で学んだ内容を踏まえて、さらに臨床で遭遇する症状や問題を解決できる上級のスキルを学びます。代理人検査による調整法やダミー人形を使った遠隔治療などさらに進んだ手法や最新の研究で得られた上級でしか語れない情報やスキルもご紹介します。
 
One Dayの入門編では、PCRTの検査で必要な各種生体反応検査法の基本を学びます。施術前後の効果を確認する目安検査の手法や加算振動調整法に必要な持続圧の押さえ方を学びます。調整の目標となる生体エネルギーブロックの存在を各種検査法から体感的に学びます。加算振動調整法を学ぶことで、調整前後の生体反応検査法を体感していただきます。
 
One Dayの臨床編では、認定者限定でジストニアとイップスの症例のアプローチの手法を学びます。様々なジストニアやイップスの症例がある中で、ジストニアでは痙性斜頸、書痙にフォーカスします。イップスではゴルフと送球イップスにフォーカスします。さらにはスポーツに関係するパフォーマンスの向上のための調整法を学びます。
 
今年も、皆様と共に幅広く深みのある治療家を目指して参りたいと思います。
 
さらに詳しい内容は、ANJ、PCRTのホームページをご覧ください!  

 AMセミナーの関連原稿 【エッセイ】

カイロプラクティックのアジャストメントとは
保井志之DC

 
カイロプラクティック、あるいは整体と呼ぼれている手技療法に関わるテーマにおいて、構造学的な「ズレ(位置移動)の調整」ではなく、エルルギー的な「振動刺激による調整」ということは、AMセミナーを開催した当初から伝えたい概念での一つでした。それは長年の手技療法に対する探究心とAMによる臨床経験によるカイロプラクティックのアジャストメントでなぜ効果があるのかという私の「なぜ、なぜ・・・」という疑問によってたどり着いた答えです。そして、その「なぜ」の始まりは今から35年ほど前、私の臨床経験の原点となる整骨院での修行時代に遡ります。
 
当時、多い時には1日に200人を超える患者さんたちが来院していた評判の整骨院での修行は、治療家として基礎を築く上で掛け替えのない体験をさせていただきました。院長は、「ほねつぎ」と呼ばれていた時代から開業され、斯界では一流の先生でした。そのような一流の生き様を肌で感じることができた住み込みでの修行時代は臨床家としての礎となりました。そこの院長は大きな研究会も主催しており、研究会では骨折や脱臼などの新鮮外傷が、“柔整の花形”の症例報告でした。臨床現場でも骨折や脱臼の整復は、そこのスタッフの誰もが関わりたい症例でした。
 
私が最初に柔整の整復術で施術したのは小児の肘内障でした。それは日曜の当直を担当していたときのことでした。肘内障を整復した時の「コツ・・」という感覚と、自分の整復によって「治せた」という感覚は今でも記憶の片隅に残っています。自然治癒力は患者自身が持っているものですが、このように術者が介入しなければ治らない外傷は、施術者にとっては醍醐味でもあります。その一方で、整骨院での修行時代には、骨折や脱臼のような外傷以外の疾患で、なぜ、治るのか治らないのかがわかりにくい症状が多々ありました。急性腰痛にしろ、慢性腰痛にしろ、症状が改善する過程で、施術者の介入による改善なのか、あるいは介入してもしなくても、患者自身の自然治癒力で改善したのか分かりにくい訳です。よく言えば、施術者が介入して自然治癒力が高まったと云えますが、「どのように」というのが分かりませんでした。
 
当時の整骨院における急性腰痛のいわゆるぎっくり腰の施術は、痛みを緩和するための冷湿布、そして、動きを制限するためのサラシ固定が主な施術法でした。慢性腰痛の場合、低周波や超音波などの電気療法と温熱療法、マッサージが主な施術法でした。そのような腰痛やその他の筋骨格系の慢性症状も同様に自然治癒力を高めるための施術を行う訳ですが、骨折や脱臼などの整復のように、施術者が介入したが故に“治った”という明確な感覚は得られません。当時、整骨院で鍼灸治療もしていましたが、腰痛に“効くであろうツボ”に鍼を刺すといった程度の施術しかできずに、“施術によって治す”という感覚は得られませんでした。
 
そんなジレンマから私は腰痛や関節痛などの筋骨格系の痛みも手技療法で治せないものか、当時限られていた中国の手技療法や米国のカイロプラクティックの文献を手探りで探しました。当然のことですが、書籍だけでは答えが見当たりません。そのころ様々な情報から手技療法を極めるにはカイロプラクティック大学で学ぶことが必要であるということと、本場のカイロ大学で学んでみたいという願望が芽生えてきました。しかし、当時の英語力、資金力からすると、それは無謀な挑戦であることは明らかでした。
 
幸運にも米国のカイロ大学卒業生と柔整学校で同級生になったり、パーマカイロプラクティック大学を卒業した方が同じ系列の鍼灸学校の先輩だったりして、導かれるようなご縁のお陰で米国のカイロ大学へ進学することができました。私のカイロ大学入学の動機は手技療法を極めることでしたので、カイロプラクティックで行われるアジャストメントの瞬間に何が起こっているのか明確な答えを模索していました。
 
入学当初はパーマ大学での基礎医学教育の厳しい試験にもがきながらも、臨床のクラスへと進む段階で、テクニック関係の教授陣にその答えを求めました。正直に「分からない」と答えてくれる教授もいましたし、神経学的な説明で何となく分かったようで分からない、つまり、私にとっては腑に落ちない答えしか得られない教授もいました。そんな折、パーマ大学を卒業した年のホームカミングでアトラスオーソグナルのセミナーを受けた時のことでした。それは、ビデオフォロスコピー(X-rayの動画)の映像で、振動器具によってアトラス(環椎)が矯正された際の骨の映像が映し出されていました。その映像からアトラスが揺れ動いて、落ち着くべきところに落ち着いたように私には見えました。それはあたかもアトラス周辺の軟部組織の緊張が解き放たれて、本来の落ち着くべきところに落ち着いたという感じです。以前から想像していた骨のズレを定位置に戻すという感じではありませんでした。
 
それから数年後、アクティベータ・メソッドを臨床に本格的に取り入れてから、先ほど述べたアトラスオーソグナルによるアジャストメントの動画の記憶が結びついて、「カイロプラクティックのアジャストメントとは、不正列な骨、関節を“位置移動”させるのではなく、神経学的機能障害部位に振動を加えて、神経受容器を活性化させ、神経系の伝達を改善させることで、筋肉系、関節系が正常に働き、その結果として骨、関節が落ち着くところに落ち着く」という原理を私なりに悟った訳です。
 
カイロプラクティックのアジャストメントは、「ボキッ、ボキッ」という矯正音が伴う手技が強調されがちですが、カイロプラクティックのアジャストメントが筋骨格系に効果があるということは、手による直接の刺激や振動器具にかかわらず、骨、関節、軟部組織などを介した神経受容器への振動刺激による作用です。振動刺激によって電気信号が発生すように、振動刺激による信号が神経、脊髄、脳へと伝わり、誤作動の神経回路を正常な神経回路にリセットすると考えられます。
 
神経系は筋肉系をコントロールしていますので、神経系が正常化されれば、筋肉系が正常になり、骨、関節も落ち着くべきところに落ち着くという訳です。よって、私が発見したカイロプラクティックの矯正の本質というものは、ズレた背骨を正常な位置に戻すのではなく、誤作動を生じさせている神経回路を正常にするために、関連する神経受容器へ振動刺激を加えて、正常な神経、筋肉、関節の機能を回復させることにあるということです。
 
手技療法を極めるために米国のカイロプラクティック大学、並びに卒後教育のセミナーで様々なテクニックを学んだ後にアクティベータ・メソッドを本格的に取り入れて、カイロプラクティックの本質、ならびに手技療法の本質が分かりました。様々な手技療法がありますが、自然手技療法の本質は「刺激」であり、何らかの効果があるということは、脳、神経系の誤作動記憶が書き換えられた結果だということを今でも確信して臨床に携わっています。
 
さらにご興味のある方は下記のHPでご覧ください。
http://www.activator.gr.jpの[メディアへの投稿]をお読みください。

 PCRTセミナーの関連原稿 【保井志之DCへの質問】

なぜ、PCRTセミナーを開催するのですか?
 
一言でいうと、有機的(エネルギー的)療法を社会に広めて、日本の医療常識を変えて多くの人に役立ちたいからです。現代社会における医療現場は、西洋医学を中心にした医療の恩恵を受けていますが、その一方で機械論的思考に偏りすぎて改善できる症状も改善できないという問題があります。例えば「使いすぎたから関節が痛くなった・・・」「軟骨がすり減って痛みが・・・」というのは関節痛の原因としてよく耳にすることです。そのような機械論はもっともらしい理屈なので納得しがちですが、それは、人間の身体を機械仕掛けの構造物としてとらえるデカルトの機械論哲学が背景にあるのです。
 
心身二元論に基づく心と身体を切り離したデカルト思想は、現代においても広く医療の領域に根付いています。一般の患者はもとより、多くの治療者がこの思想に基づいて施術を行っているのが現状でしょう。だからと言って、その人たちの多くは精神面が身体面に及ぼす影響を否定しているわけではありません。ストレスが身体に影響を及ぼすということは、なんとなく理解しています。厄介なのはストレスなどの心の影響というものは目には見えない存在であるということです。
 
骨の変形やヘルニアなどは画像診断で判断しやすいので、すぐに犯人扱いされます。腰痛や膝関節痛などの関節痛の痛みの犯人は、ヘルニアや軟骨変性などの構造異常ではないということは、科学的研究からみても明らかになっています。関節痛に絞って痛みの原因を考えると、何が本当に犯人なのでしょうか?経験や熟練度によりますが、LCAのプログラムを熱心に受講され、臨床で活用されている先生は、腰痛や関節痛などの症状が改善するのは当たり前と感じる方が多いのではないでしょうか?
 
なぜ、痛みが当たり前の様にその場で消失するのでしょうか?もしも、機械論で考えると、構造異常部位を修復させる、関節のズレを正常に戻すという考え方になりますが、関節がズレていても痛みがないことが多いように、その考え方では臨床で原因と結果に多くの矛盾が生じてしまいます。有機論(生命論)で痛みの原因を考える場合、部分ではなく「全体の関係性」で考えます。すなわち、「関節と筋肉との関係性」、「筋肉系と神経系との関係性」、さらには「神経系とメンタル系との関係性」を調節するという考え方になります。そして、働きの誤作動を生じさせている犯人が明確になり、調整が行われると痛みなどの不調の多くはその場で改善されます。
 
このように生命エネルギーによって常に動いている人間の身体を調整する際、機械の修理ではなく、様々なレベルの関係性の調整を行わなくては本質的な施術にはつながりません。今や人工知能の研究が発展して自動車の自動運転の開発も進歩してきました。人工知能を搭載した自動車の故障の修理を、あえて人間の身体の不調の調整に置き換えるとすれば、部品の修理や交換が必要な場合は、現代医学が得意とするところです。
 
一方、私たちが行なっている自然手技療法は、自動車でいえば電気系統にあたり脳・神経系の領域です。目には見えない電気の流れ(神経エネルギーの流れ)の調整であり、さらには人工知能領域(脳のプログラムの領域)の調整です。このような有機的(エネルギー的)な考え方で医療に関わっている治療者はまだまだ少ないと思います。有機的な考え方を実践する治療者が社会に増えれば、そのことを知らないで困っている多くの患者の救いになると私は信じています。
 
また、治療者自身も有機的な治療法で症状の因果関係を理解することで、「なぜ、症状が改善され、なぜ症状が改善されないのか」が明確にわかるようになり、治療者としての誇りを感じられるのではないかと思います。私は、有機的治療が当たり前になる日を夢見てPCRTを社会に広めていきたいと考えています。
 
PCRTとはどんな治療法ですか?
 
PCRTとは「心身相関と生体エネルギーブロック(EB)に焦点をあて、その関連学習記憶パターンによる誤作動記憶を調整する療法」で、分かりやすく言うと、「脳が無意識に学習した誤作動記憶を健全な記憶に書き換える施術」となります。原因を探求して本質的な施術を目標にしています。脳の神経可塑性を利用して、脳と神経系の神経回路を書き換えて、様々な慢性症状の改善を促します。
 
PCRTの開発にあたって経緯を教えてください。
 
私は、鍼灸、柔整の専門学校へ通いながら整骨院で修行し、米国のカイロプラクティック大学卒業後に開業しました。そして、2~3年でほとんどの患者に対してアクティベータメソッドによって施術を行っていました。患者さんが右肩上がりに増えてきました。主に腰痛や関節痛などの筋骨格系の患者にはとても効果がありました。その一方で、メンタル系が関係していると思われる症状やアレルギー症状、あるいは、施術後には症状の改善がすぐに見られるが、ぶり返す症状など慢性症状が繰り返される原因は何なのか?ということを臨床で問いかけ続けていました。
 
簡単に言うと、「治る人と治らない人の違いは何か?」ということを開業当初から今日に至るまで考え続けてきました。そのような「なぜ?なぜ?・・」という疑問を持ち続けて、PCRTの開発、ならびに進歩に至るいくつかの発見がありました。それらの発見のほとんどが臨床から生じたことですが、臨床と並行して鍼灸、柔整、カイロプラクティック、実践心理学、コーチングなど幅広い分野の学問が組み合わさって体系化されました。PCRTの開発から今日に至るまで様々な発見がありましたが、その中でも概念的な主な3つの確信をご紹介します。
 
一つ目の確信
最初の発見は、自然療法の本質的な施術介入は「振動刺激」であるということ。有機論が自然治癒力に必要不可欠であるとう発見から我々が行う手技療法の本質とは何なのかという発見につながります。それは、自然治癒力を引き出すための効果的な手技療法や心理療法などの本質的な介入は「刺激」であり、脳・神経系エネルギーや生体エネルギーなどに及ぼす「振動刺激」であるということです。また、その「振動刺激」は、波動、波長、エネルギーなどの目には見えない刺激によるもので、目には見えない自然治癒力に影響を及ぼしているということです。
このことを確信する以前は、背骨のズレが神経を圧迫して、神経系の伝達不足が様々な身体の機能に影響を及ぼすと考えていました。いわゆる機械論の考え方です。そうなると、施術の目的はズレを正すという介入になりますが、人間は機械仕掛けのロボットではないので、部分的な修理で改善されるというわけにはいきません。関節、靭帯、筋肉、神経、脳などの様々な臓器や器官とのエネルギー的な関係性において振動刺激を加えて調整を行うことが本質的な施術介入になるということです。
 
二つ目の確信
二つ目の確信は、有機論(生命論)的思考が自然治癒力に必要不可欠であること。これは、臨床を通じて最初に発見した私にとっての大きなパラダイムシフトです。西洋医学では「機械論的思考」が必要不可欠ですが、自然療法の分野では「有機論(生命論)」で症状や病気の原因を考えて施術を行わなければ、自然療法に基づく因果関係の原則に合わないということです。自然治癒力を引き出すためには、「身体をエネルギー体として診る」、「物質や情報をエネルギーとしてとらえる」ということです。
つまり、自然療法と呼ばれるあらゆる施術で効果があるということは、自然治癒力を阻害する生体エネルギーブロックを解放させることにあるということ。また、生体ネルギーブロックは様々な関係性で引き起こされており、部分としての原因ではなく、全体との関係性として原因を考えて調整を行うことが必要であるということです。
 
三つ目の確信
三つ目の発見は、慢性症状は条件付け(学習記憶)=誤作動記憶によって生じているということでした。パブロフによって証明された古典的条件付けの理論は周知の通りですが、様々な慢性症状も学習記憶が関係しているという視点は私にとって新鮮な気づきでした。その後、世界的に脳科学の研究が進み、特に「記憶」に関する研究がPCRTの理論を裏付けてくれているということが明らかになってきました。
そのような脳科学の進歩に伴って、「慢性症状は脳の誤作動記憶を書き換えれば改善される」ということは、臨床現場で多くの症例で確認しています。それは、外部からの刺激に応じて、脳内の神経回路はつねに書き換えられるという「脳の可塑性」の力を利用すれば、多くの慢性症状は改善されるということです。今ではこの理論が治療者としてのバックボーンの一つになっています。PCRTの開発にあたって、上記の大きな発見以外にもたくさんの発見がありました。PCRTは毎年進化を重ねており、その間に検査法や調整法に関係する発見がたくさんありました。今日まで発見した主な検査法と調整法は以下の通りです。
 
検査法の本質的概念と調整法の発見
 

  • 生体反応検査法に共通した本質的概念

私はカイロ大学在学中から様々な卒後セミナーに渡って、西洋医学的検査法以外の様々なカイロプラクティックの検査法を学んできました。特に臨床で実際に役立つ検査法を探求して、AKのマッスルテストやAMの下肢長検査など様々な検査法を臨床で活用してきました。同時に、そのような検査法を臨床で繰り返し応用して、共通している本質を探求してきました。この検査法に対する考え方にも有機論と機械論が当てはまりました。有機体である人間の身体を検査するには有機的に診ることが必須であり、「長さ」ではなく「反応」で診る。「強さ」ではなく「反応」で診るということが分かりました。つまり、レッグテストもマッスルテストなどの生体を介して診る検査法は、機械的、構造論的な「物理変化」で診るのではなく、有機的、生命論的な「感覚変化」で診ること。それこそが、生体エネルギーブロックの存在を判断に共通した検査法の本質的概念だということです。

  • 生体反応検査法のためのマインド設定

最初に生体反応検査法において、マインド設定の重要性に気づいたのは臨床現場でのことです。毎日の臨床の過程で検査結果に矛盾が生じた際、検査法の手順や手技というよりも、むしろ「何を検査しているのか」という意識の在り方で、検査結果に影響を及ぼすことが分かりました。生体検査法の精度を上げるために、いくつかの異なる検査法、例えば、レッグ・テスト、マッスル・テストなどでダブルチェック、あるいはトリプルチェックを繰り返して、マインド設定の重要性を確認してきました。さらに、PCRTのセミナーにおいてもそのことが明らかになり、その指導法を取り入れることによって、受講された先生方の検査精度も高くなっていると実感しています。

  • ブレインマップ調整法

この調整法は、生体反応検査法が安定していれば、比較的簡単な手法ですし、患者さんにも検査による変化が体感してもらいやすく、好んで使っていただいているようです。この調整法も臨床で色々なことを試しながら開発したエネルギー調整法です。ただ、効果的だということと、エネルギー的な刺激による調整だということは分かっても、ブレインという名の通りに脳からの神経学的エネルギー信号なのか、経絡などが関係するエネルギー信号なのか確かなところはつかめていませんが、恐らく経絡が関係していると考えています。

  • 井合穴経絡調整法

この調製法は、臨床現場で経絡の研究を行なっている際に、東洋医学の概念を考慮しながら、仮説的に試して発見した調整法です。他にも優れた経絡調整法があるかと思われますが、経絡全体を検査して、調整するという意味においては簡便な検査法ですし、効果的なエネルギー調整法だと思います。

  • 加算振動調整法

この調整法は、様々な検査刺激を整理している過程で発見した調整法です。関節系への様々な刺激の仕方を変えながら生体反応を引き出す研究を繰り返していました。大きな発見は、数秒程度の筋肉関節系への刺激では陽性反応が示されないのに、約5秒以上継続した持続圧では、陽性反応が示され、その陽性反応を消去することで、症状の改善度も高まるということでした。そのような発見から加算振動調整法がさらに進化して現在に至っています。

  • 言語加算振動調整法

これは、加算振動調整法に言語情報を組みわせた調整法です。ネーミング自体は新しいかもしれませんが、以前から開発していたもので、多くの治療者が使いやすいように改良を重ねて今日に至っています。この調整法は言語情報に加算振動調整法を組み合わせて施術を行います。心身相関とエネルギー調整を組み合わせた概念です。フィンガーテストも含めた生体反応検査法が安定している施術者には比較的短時間で施術効果が引き出せます。症状に関係するメンタル面に関心のない患者には、心身相関に関連するメンタル面の内容を認識する必要がないのでとても有効的な調整法になります。

  • 空間ブロック調整法

これは、チャクラやオーラなど目には見えないエネルギー系の存在があるという前提で施術を行います。ややもすると眉唾的な調整法に聞こえるかもしれませんが、生体反応検査法が安定している施術者にはその存在が分かり調整も可能です。そして、この調整法がマスターできることで、肉体が外界のエネルギーと交流して活かされているということが実感できるようになります。

  • チャートを使った検査法

最初は、生体反応検査法を基準にして、様々な言語情報、あるいは写真情報を患者に触れてもらう実験から始まりました。特定の言語や写真に反応を示す患者と示さない場合があること分かり、何が生体内の生命エネルギーをブロックさせているのか幅広く分かるようになりました。それらの実験を臨床で繰り返しながら、現在では言語情報や写真情報をチャートでまとめて臨床で使いやすいようにしております。

  • ソフト面(メンタル系)の各種調整法

メンタル系のPCRTの各種調整法は、開発当初は、生体反応検査法を使いながら、身体に関係しているストレスをネガティブな感じ方からポジティブに変えるサポートと調整を行なっていました。効果的な手法ではありましたが、さらなる改良が必要でした。現在ではコーチング手法も取り入れて患者のニーズやタイプに合わせて、スムーズに調整ができるようになりました。最近ではストレスが身体に与える影響を理解されている方が増えていることもあり、だんだんとその調整法の価値や本質が評価されているようです。

  • 脳の三層構造に基づく検査調整法

心―脳―身体の関係性と慢性症状を考える上で「記憶」は切り離せません。脳科学的に症状がどの三層構造レベルから生じているのかは、厳密に線引きすることはできませんが、どのレベルに関係している記憶なのかが明確になることで、「なぜ、症状が改善されなかったのか?」、「なぜ、改善されたのか?」が明確になります。原因の因果関係を知りたい患者さんにとっては、脳科学的な概念を含めて納得していただける説明ができます。

  • 遠隔治療

これは、本質的な原因を追求すればするほど、私たちが行なっている施術は、目で見てわかる物理的なモノではなく、目で確認できないエネルギー的なモノであり、心身相関、無意識が関係しているという前提で行います。最初は患者に直接触れることなく結果が出せることを確認し、さらに電話やネットなどの通信を利用すれば遠隔治療が可能だということが長年の臨床研究で分かりました。PCRTで行う遠隔治療は、前提条件としては患者との信頼関係が必要不可欠です。術者自身も生体反応検査法に自信がなければなりません。特に心身相関に関係する患者に対しては有効な治療法になります。
 
PCRTを学ぶことで得られる5つのメリット」
 
AMと併用してPCRTを本格的に取り入れて、臨床で活用されているICC認定国際コーチでもある先生方の考えるメリットを伺いました。
 
篠崎  大輔 先生

  1. 本質は何かを考えられる人間になれる。(治療だけでなく日常生活でもその本質は何かを考えるようになり、自分に必要か必要でないかも考えられるようになれたことで周囲に振り回されることなく人生をおくれるようになった。)
  2. 患者説明に自信が持てる。
  3. 今まで学んだことをさらに活かせるようになる。
  4. 自分の成長がこれからもまだまだあると期待が持てる。
  5. どんな症状の患者が来院されても不安なく対応できるようになる。

 
石井 克昇 先生

  1. 慢性症状を抱える患者様の日々の臨床にいかせる。
  2. 日々の臨床で効果がある理由、ない理由が明確に把握できる。明確になるからこそ自信をもって患者様と向き合える。
  3. 施術者の人間力、技術力によって効果が変わる事を理解できるため、もっと勉強しようという気になる。
  4. 施術をすればするほど、自分自身(施術者自身が)と向き合う機会が増え、施術者も健康になっていく事が実感できる。
  5. ずっと悩み続け、治らないと思い込んでいる患者様が良くなっていき、喜んでいる姿をみると、とても嬉しい。

 
さらにご興味のある方は下記のHPでご覧ください。
http://www.mindbody.jp の[メディアへの投稿]をお読みください。 

 ICC認定国際コーチ養成トレーニングの関連原稿 【保井志之DCへの質問】 

コーチングを臨床で活用するようになった経緯を教えて下さい。
 
PCRTを開発していく過程でのテーマの根底には「心と身体の関係性」がもたらす誤作動記憶への探究心がありました。その延長線で様々な心理療法を学んでコーチングも学びました。カウンセリングを主な手法にする心理療法を幅広く学んだお陰で、なぜ、心理療法が、自律神経系失調症などの身体面の症状に効果があるのか、無意識が及ぼす心身相関の影響などを深く理解することができました。そして、心理的スキルやその理論を含んだコーチングを学ぶことで、臨床で患者さんの主体性を引き出すコミュニケーション力や質問力が自然に身についていることを実感しました。また、身体面の問題が解決した後も、さらなる成長を求めているクライアントに対してもコーチングのサービスを活用していけるようになりました。
 
なぜ、治療者がコーチングを学ぶ必要があるのでしょうか?
 
現在では、日本にも様々なコーチ養成講座があり、どの講座にも優れた側面があると思います。私は日本国内で最初に開催されたICC認定国際コーチ養成講座のトレーナーから声を掛けられ試験を受けて、運よくトレーナーになることができました。長年、PCRTで心身相関の研究をしていたこともあり、治療家として臨床現場でコーチング手法を取り入れるということに対しての強みが理解できました。私がトレーナーを務めるこのコーチ養成講座は治療者だけに限定した講座ではありませんが、おそらく、治療者としての立場は十分に理解できるので、より実践的なサポートができるのではないかと考えています。
 
私たち代替医療の治療者の多くは、西洋医学の思想の影響を受けて、ハウツウ的な手順に従って施術を行う傾向があります。多くの療法は西洋医学と同様に心と身体を切り離して問題を考え、身体面の問題は身体面だけの手法に注意を向ける傾向があります。自分と相性の合う患者さんにはいい結果が出ても、合わない患者さんの対応に悩まれている治療者は少なくないと思います。一言で言えば、コミュニケーション力ですが、単にいい人を演じる自分を繕ったコミュニケーションでは自分自身の内面を抑圧してしまい、精神的にも肉体的にも不健康になりかねません。それでは何よりも施術を心から楽しむということが難しくなってしまうでしょう。
 
健全なコミュニケーションは、自分自身を抑圧することなく自然体で患者さんと対応できることです。ICC認定国際コーチ養成講座では、そのような自然体で患者さんの主体性を引き出すことのできるコミュニケーション力を内面から養うことを目指します。また、様々な手法の行動心理学の要素を取り入れたコーチングスキルを学ぶことで、効果的な問診につながりメンタル関係の質問力が高まります。また、治療院での対応だけでなく、人間力や経営面のコーチングに活かすこともできます。
 

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