野球肘からの上腕骨内側上顆骨折
野球肘からの上腕骨内側上顆骨折
— 構造論的視点から有機論的視点の施術へ転換し、スムーズに症状改善に至った一症例
6月9日
整形外科で右肘内側上顆骨折と診断され「手術が必要」と言われた後、大学病院では「骨はくっついてきているから大丈夫」と診断が二転三転。リハビリを続けても送球できるようにならず、八方塞がりの状態で来院した12歳の硬式野球選手。アクティベータメソッドのプロトコル(レッグチェック・アイソレーションテスト・ストレステスト)に基づく検査では、主訴の肘だけでなく、まず腰部に神経関節機能障害(neurological joint dysfunction)が検出された。低力・高速度の機械的刺激による調整を、腰部→肘→前腕と運動連鎖に沿って進め、残存する誤作動信号にはPCRTハード面調整を併用。6回・各15分以内の施術で、しっかり腕を振って送球できるレベルまで完治した。前医までの構造論的視点から有機論的視点の施術へ転換し、スムーズに症状改善した症例である。
クラブチームで硬式野球を頑張っている中学生。徐々に送球時に右肘に痛みが出現。はじめに受診した整形外科では、右肘内側上顆骨折との診断で、手術が必要であるとの判断。セカンドオピニオンで大学病院へ紹介された。
大学病院では「骨はくっついてきているから大丈夫」と言われ、最初に受診した整形外科へ再度受診しリハビリをしていたが、一向に投球できるようにならず、知り合いの紹介で当院へ来院された。発症の経緯としては、野球練習中に右肘内側に違和感があり、そのまま練習し続けていたら疼痛強く出現し送球不能となったものである。
患者のコメント(愁訴)
- 送球時に右肘が痛む
- 塁間の距離で痛む
施術前の検査(AM分析)
- 一般的検査右肘可動域/腰部・体幹可動域検査/右肘・右肩筋力検査/右肘外反ストレステスト
- 目安検査(AM)腰をベッドから浮かす/腰部回旋/右肘最大屈曲
- レッグチェック右PD下肢
- アイソレーションテスト恥骨、腰椎5・4・2、胸椎12・8・6・4・1、第1肋骨、肩甲骨、頚椎、後頭骨
- ストレステスト下肢/骨盤/右肘
- EB検査(PCRT併用)腰部靭帯系
調整法
| 部位 | 詳細部位 | 変位(リスティング) | 調整後 |
|---|---|---|---|
| 骨盤 | 腸骨 | PI | 陰性化 |
| 腰椎部 | L5・L4 | PL | 陰性化 |
| 胸椎部 | T4 | PL | 陰性化 |
| 頚椎部 | C7 | PL | 陰性化 |
調整後の再検査
- 一般検査可動域改善/疼痛軽減
- 目安検査陰性化
- レッグチェック下肢長差の均等化
- アイソレーション/ストレス全て陰性化
患者のコメント(愁訴)
- 送球で疼痛残存するも、前回よりも軽減
施術前の検査(AM分析)
- 一般的検査右肘可動域検査/右肩・腰部マッスルテスト
- 目安検査(AM)右肘最大屈曲/最大伸展
- レッグチェック右PD下肢
- アイソレーションテスト恥骨、腰椎5・4・2、胸椎12・8・6・4・1、第1肋骨、肩甲骨、頚椎、後頭骨
- ストレステスト下肢/骨盤/右肘
- EB検査(PCRT併用)右肘内側靭帯系
調整法
| 部位 | 詳細部位 | 変位(リスティング) | 調整後 |
|---|---|---|---|
| 右下肢 | 右足首(立方骨) | 前下外方 | 陰性化 |
| 右膝 | 外上方 | 陰性化 | |
| 骨盤 | 腸骨 | PI | 陰性化 |
| 腰椎部 | L5 | PL | 陰性化 |
| 胸椎部 | T4 | PL | 陰性化 |
| 頚椎部 | C7 | PL | 陰性化 |
調整後の再検査
- 一般検査可動域改善/マッスルテスト強化
- 目安検査陰性化
- レッグチェック下肢長差の均等化
- アイソレーション/ストレス全て陰性化
患者のコメント(愁訴)
- 送球できるようになった
- 遠投できる
- 外野守備練習できる
施術前の検査(AM分析)
- 一般的検査整形外科的検査・徒手検査ともに異常なし
- 目安検査(AM)右肘最大屈曲/右肘最大屈曲時マッスルテスト
- レッグチェック右PD下肢
- アイソレーションテスト恥骨、腰椎5・4・2、胸椎12・8・6・4・1、第1肋骨、肩甲骨、頚椎、後頭骨
- ストレステスト下肢/骨盤/右肘
- EB検査(PCRT併用)右肘内側靭帯
調整法
| 部位 | 詳細部位 | 変位(リスティング) | 調整後 |
|---|---|---|---|
| 骨盤 | 腸骨 | PI | 陰性化 |
| 腰椎部 | L5 | PL | 陰性化 |
| 胸椎部 | T4 | PL | 陰性化 |
| 肩甲骨 | 肩甲骨 | 外方 | 陰性化 |
| 頚椎部 | C5 | PL | 陰性化 |
調整後の再検査
- 目安検査陰性化
- レッグチェック下肢長差の均等化
- アイソレーション/ストレス全て陰性化
患者のコメント(愁訴)
- 100%送球できる
- 練習最後のノック練習で少し右肘に違和感
施術前の検査(AM分析)
- 一般的検査整形外科的検査異常なし/右肘外反ストレステスト異常なし
- 目安検査(AM)右肘最大屈曲/右肘内側上顆タッピング
- レッグチェック右PD下肢
- アイソレーションテスト恥骨、腰椎5・4・2、胸椎12・8・6・4・1、第1肋骨、肩甲骨、頚椎、後頭骨/アドバンス検査:胸椎上部
- ストレステスト下肢/骨盤/右肘
- EB検査(PCRT併用)右肘内側上顆骨
調整法
| 部位 | 詳細部位 | 変位(リスティング) | 調整後 |
|---|---|---|---|
| 骨盤 | 腸骨 | PI | 陰性化 |
| 腰椎部 | L4 | PL | 陰性化 |
| 胸椎部 | T4 | PL | 陰性化 |
| T1 | PL | 陰性化 | |
| 頚椎部 | C5 | PL | 陰性化 |
| 胸椎(アドバンス) | T4 | 上方・外方 | 陰性化 |
| T1 | 外方 | 陰性化 | |
| 右肘 | 尺骨近位 | 後方 | 陰性化 |
調整後の再検査
- レッグチェック下肢長差の均等化
- アイソレーション/ストレス全て陰性化
患者のコメント(愁訴)
- 右肘前腕部に張り感がある
施術前の検査(AM分析)
- 一般的検査可動域検査異常なし/筋力検査異常なし
- 目安検査(AM)右前腕部 円回内筋MMT
- レッグチェック右PD下肢
- アイソレーションテスト恥骨、腰椎5・4・2、胸椎12・8・6・4・1、第1肋骨、肩甲骨、頚椎、後頭骨
- ストレステスト下肢/骨盤/右肘
- EB検査(PCRT併用)右前腕 円回内筋
調整法
| 部位 | 詳細部位 | 変位(リスティング) | 調整後 |
|---|---|---|---|
| 骨盤 | 腸骨 | PI | 陰性化 |
| 腰椎部 | L2 | PL | 陰性化 |
| 胸椎部 | T4 | PL | 陰性化 |
| 頚椎部 | C7 | PL | 陰性化 |
調整後の再検査
- レッグチェック下肢長差の均等化
- アイソレーション/ストレス全て陰性化
患者のコメント(愁訴)
- 調子良い
- 送球も問題なし
施術前の検査(AM分析)
- 一般的検査可動域検査異常なし/筋力検査異常なし
- 目安検査(AM)右肘外反強制
- レッグチェック右PD下肢
- アイソレーションテスト恥骨、腰椎5・4・2、胸椎12・8・6・4・1、第1肋骨、肩甲骨、頚椎、後頭骨
- ストレステスト下肢/骨盤/右肘
- EB検査(PCRT併用)右肘内側靭帯
調整法
| 部位 | 詳細部位 | 変位(リスティング) | 調整後 |
|---|---|---|---|
| 骨盤 | 腸骨 | PI | 陰性化 |
| 胸椎部 | T4 | PL | 陰性化 |
| 頚椎部 | C5 | PL | 陰性化 |
調整後の再検査
- レッグチェック下肢長差の均等化
- アイソレーション/ストレス全て陰性化
今回の症例は、当院で良く遭遇する症例の一つである、野球肘からの内側上顆骨折である。小中学生の成長期には、骨端線が未成熟であるため靭帯の牽引力により骨が剥離する症状が多く、高校生以降では骨同士の衝突や使い過ぎによる疲労性損傷が中心となる。主な治療は投球の中止とギプス等での固定により患部を安静にし、骨癒合・組織修復を促すことが一般的である。
今回の患者も同様の経過を辿ったが、安静固定下でも骨癒合がスムーズに進まず、手術適応との判断で大学病院へ紹介された。そこでは手術を行わず整形外科でのリハビリを継続する方針となり、理学療法が再開された。その後、徐々に送球可との判断が出たが、実際に送球すると右肘内側に痛みが残存し投球できない状態であった。このような、構造的な治癒が得られても機能的な疼痛・運動制限が残存する患者に、当院では数多く遭遇する。
アクティベータメソッドでは、こうした症状の背景に脊椎・四肢関節における神経関節機能障害(neurological joint dysfunction)、神経信号の誤作動の存在を想定する。骨折部位そのものの構造的治癒が完了していても、受傷・固定期間中の不動化や疼痛回避動作によって、関連する脊柱・関節の機械受容器(mechanoreceptor)からの求心性入力に異常が生じ、運動パターンや筋緊張の調整に関わる神経学的な制御に機能不全が残存することがある。
本症例では、初診時に主訴である右肘だけでなく腰部に関節機能障害が検出されており、全身の運動連鎖(kinetic chain)の中で投球動作に影響する遠隔部位の機能異常が、局所の症状残存に関与していたことが示唆される。
アクティベータメソッドのプロトコルに基づき、レッグチェック(leg length analysis)とisolation testを用いて関与する脊椎・関節レベルを特定し、低力・高速度(low-force, high-velocity)の機械的刺激を該当部位に加えることで、神経学的反射を介した関節機能の正常化を図った。施術ごとに右肘内側靭帯系、前腕回内筋群、胸椎上部など、関連する複数の機能障害部位を段階的に特定・調整したことで、数回の施術で送球時の疼痛が消失し、競技復帰に至った。
本症例の経過は、画像上・構造上の治癒が得られても、神経関節機能、誤作動信号の評価と調整を併用することが、競技復帰までのスムーズな機能回復に寄与する可能性を示している。構造的アプローチのみでは改善が得られにくい症例においても、神経学的な関節機能障害という視点を取り入れることで、より早期の症状改善とパフォーマンス回復が期待できると考える。
構造論的視点だけではなく、有機生命論的視点での施術が社会のスタンダードとなることで多くのスポーツ選手に喜んで頂き、選手の能力が充分に発揮されることを切に願う。
ANJ代表 保井志之によるAM症例解説
「骨は治ったのに投げられない」——構造的治癒と機能的回復は別物
この症例の核心は、来院時の状況そのものにあります。整形外科では骨折の診断、大学病院では「骨はくっついてきているから大丈夫」。画像上、構造は修復に向かっている。それなのに投げられない。この乖離こそが、患者を八方塞がりに追い込んでいました。
AMの視点では、ここに決定的な分岐があります。骨という構造が治っても、その部位を制御する神経関節機能に異常が残っていれば、動作は戻りません。倉持先生が考察で的確に述べているとおり、受傷・固定期間中の不動化や疼痛回避動作によって、関連する脊柱・関節の機械受容器(mechanoreceptor)からの求心性入力に異常が生じ、運動パターンや筋緊張の制御に機能不全が残存する。「骨は大丈夫」と言われた後の"投げられなさ"は、まさにこの層の問題でした。
なぜ初回の機能障害は「腰部」だったのか —— 運動連鎖という視点
私がこの症例で最も注目したのは、初回のEB検査で機能障害が検出されたのが、主訴の肘ではなく腰部靭帯系だったという点です。多くの施術者は「肘が痛い」と言われれば肘だけを診ます。しかし倉持先生は、AMのプロトコルに沿って全身の神経関節機能をスクリーニングし、投球動作の土台となる腰部の機能障害を先に見つけました。初回の目安検査が「腰をベッドから浮かす/腰部回旋/右肘最大屈曲」と、肘と腰の両方に置かれているのも、この見立てを裏づけています。
投球は全身運動です。地面からの力を下肢・体幹(腰部)を通じて上肢・肘へと伝える運動連鎖(kinetic chain)であり、その土台である腰部に機能障害があれば、末端の肘に過剰な負担が集中します。肘の痛みは「結果」であって、「原因」の一部は離れた腰部にあった——この見立ては、局所だけを診ていては決して届きません。初回に腰部を整えただけで症状が7→5、CGI-Sが5→3へ動いたことが、その正しさを裏づけています。
調整対象の変遷 —— 土台から末端へ、運動連鎖の順に
検出された機能障害部位(EB)と調整リスティングを時系列で並べると、調整の焦点が「土台(腰部)」から「患部(肘)」、さらに「末端(前腕)」へと、運動連鎖の順にきれいに移動していることがわかります。行き当たりばったりではなく、身体が回復していく順序に沿って機能障害が現れています。
倉持先生の考察にあるとおり、右肘内側靭帯系、前腕回内筋群、胸椎上部など、関連する複数の機能障害部位を段階的に特定・調整したことが、数回での競技復帰につながりました。一箇所を執拗に押すのではなく、その時点で最も関与している部位を毎回特定し直す——これがAMの強みです。
AMプロトコルの精度 —— レッグチェック・アイソレーション・ストレステスト
AMが感覚や経験則に頼らない体系である理由は、レッグチェック(leg length analysis)/アイソレーションテスト/ストレステストという再現可能な検査手順にあります。下肢長の反応(本症例では毎回「右PD下肢」)を指標として関与する脊椎・関節レベルを絞り込み、アイソレーションテストで特定し、ストレステストで裏づける。この手順があるからこそ、「なんとなく腰が悪そう」ではなく、「腰部靭帯系」「T4 PL」と明確に同定できます。
レッグチェック
下肢長の反応を指標に、神経学的な機能障害の有無を全身スクリーニング。本症例では全回「右PD下肢」。
アイソレーション/ストレステスト
恥骨・腰椎・胸椎・第1肋骨・肩甲骨・頚椎・後頭骨を一つずつ切り分け、下肢・骨盤・右肘へのストレスで確認する。
低力・高速度刺激
アクティベータⅤによる正確な機械的刺激で、神経学的反射を介して機能を正常化。
調整後の再検査
下肢長差の均等化・全テスト陰性化・目安検査の陰性化を毎回確認し、その場で効果を可視化する。
今回の改訂版では、各回のリスティング(腸骨PI、L5/L4 PL、T4 PL、C7・C5 PL、肩甲骨外方、尺骨近位 後方など)と調整後の再検査所見が毎回明記されたことで、症例の再現性が格段に高まりました。同じ検査パネルを毎回通しながら、その日陽性となった部位だけが変わっていく——その日の身体が答えた場所だけを調整するという原則が、記録として読み取れる形になっています。だからこそ1回15分以内という短時間で、確実な変化を生み出せました。
低力・高速度刺激が「機能」を変えるメカニズム
アクティベータ器による調整は、強い力で骨を動かすものではありません。低力・高速度(low-force, high-velocity)の機械的刺激を、特定された部位へ正確に加える。その目的は構造の矯正ではなく、機械受容器を介した神経学的反射の惹起にあります。
この症例のように、固定期間中の不動化によって求心性入力が乱れ、運動パターンや筋緊張の制御に不全が残っている場合、必要なのは強い力ではなく正しい情報の再入力です。だからこそ、成長期の12歳、しかも骨折の既往がある肘に対しても、安全に介入できました。低刺激でありながら機能を変えられる——この特性が、スポーツ選手の早期復帰を支えています。
AMで整え、残った誤作動をPCRTで —— 併用の役割分担
本症例はAM×PCRT併用症例として、両者の役割分担が非常に明快です。まずAMのプロトコルで神経関節機能障害を検出・調整し、一般検査や目安検査を安定させる。それでもEB検査に誤作動反応が残る場合に、PCRTのハード面調整(意念調整法・経絡調整・呼吸振動法)を重ねる——この順序が全6回で一貫しています。
とりわけ第2回の「AMで一般検査は安定したが、EB検査(右肘内側靭帯)で誤作動反応を示したため意念調整法を施した」、第5回の「AM後に右前腕円回内筋のEBが残存したため、井合穴経絡調整法で胃経を施した」という記述は、なぜその調整法を追加したのかという判断根拠が検査所見と対応づけて書かれている点で、併用症例の記録として非常に良い見本です。AMを軸に据えつつ、残存する誤作動信号を取りこぼさない。この二段構えが、6回という回数に凝縮されています。
1回15分・6回で完治 —— 構造論から有機論へ
この症例のもう一つの特筆点は、1回の施術が15分以内、計6回という効率です。これは、AMが「診るべき場所」を検査で確定できるからこそ実現します。倉持先生は毎回、目安検査で機能障害を確認し、その回に必要な部位だけを的確に調整しました。
そして考察の最後にある「構造論的視点だけではなく、有機生命論的視点での施術が社会のスタンダードとなることを願う」という言葉に、この症例の哲学が凝縮されています。構造論とは、身体を部品の集合として捉え、壊れた部品(骨)を修復すれば治るとする見方です。それは正しくもありますが、それだけでは「骨が治ったのに投げられない」患者を救えません。神経系という生命の制御機構ごと診る視点があってはじめて、この少年は競技に戻れました。
フィードバック —— さらに深めるための観点
「初回の機能障害が腰部だった」ことを症例のハイライトに
主訴(肘)と機能障害の出どころ(腰部)が離れていたことは、AMが全身をスクリーニングする意義を示す最良の教材です。投球の運動連鎖(下肢→体幹→上肢)と結びつけて強調すると、局所偏重を避ける視点が他の施術者に伝わります。
「構造は治ったのに機能が戻らない」を診断的サインとして言語化する
画像所見と動作能力の乖離は、神経関節機能障害を疑う明確な指標です。「他院で骨は大丈夫と言われた後の投げられなさ」というパターンを一段抽象化すると、来院時トリアージの指針になります。
検査所見の記録が大幅に充実 —— あとは「検査した範囲」と「陽性所見」の区別を
今回の改訂でレッグチェック・アイソレーション・ストレステスト・調整後の再検査が全回に明記され、再現性が格段に高まりました。アイソレーションテストの列挙が毎回同一のため、それがスクリーニングした検査範囲なのかその回の陽性所見なのかを一言添えると、読み手が調整表との対応をたどりやすくなります。
アドバンス調整(第4回)を選択した判断の一文を
第4回のみ「アドバンス検査:胸椎上部」からベイシック+アドバンス(胸椎上部・右肘尺骨)へ移行しています。ベイシックだけでは何が残ったためアドバンスに進んだのか、その判断が一行あると、受講者がアドバンス適用のタイミングを学べる症例になります。
復帰後の投球強度・再発予防(投球フォーム・投球数管理)の一文を
成長期の野球肘は再発・再損傷のリスクがあります。完治後の段階的な投球強度の上げ方や、投球数・フォームへの助言を短く添えると、「完治の質」と選手生命への配慮がより明確に伝わります。